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第1回 不整脈ってそもそも何?

不整脈といっても一般の方にはなじみが薄いかもしれませんが、立派な心臓の病気の一つです。

このコラムをご覧になっているみなさんの中にも心臓がドクンとする、心臓が早鐘のように打つ、脈が乱れている、あるいは突然目の前が暗くなって意識が遠のくような感覚を経験した方がいるかもしれません。
そのような経験をした方は心臓の中の電気信号の異常が関係しているかどうか、一度心臓専門医にみていただくことをお勧めします。
心臓の筋肉の中には眼に見えない電線が張り巡らされており、これを伝わる電気の活動によって1日平均10万回拍動しています。

不整脈は平たくいえば、この心臓を伝わる電気信号の異常といえます。

この電気信号の異常にはいろんなパターンがあって、例えば発火装置に異常があったり、電線に途切れがあったり、中には余計な電線をもっているような人もいます。
このようなパターンの違いでいろんな種類の不整脈が生じるわけですね。
この中には良性で放置してよいものもありますが、生命にかかわるようなたちが悪いものもあります。

次回から不整脈について、もう少し掘り下げてみましょう。